腹部大動脈瘤

腹部大動脈瘤

横隔膜よりも下にある腹部の大動脈が、異常に拡張してできたこぶのように膨らんだ動脈瘤を腹部大動脈瘤といいます。
動脈瘤の中でもっとも発症が多く、全大動脈瘤の65パーセントをしめます。

 

この病気は40〜70歳の男性に最もよく見られます。

 

原因

原因は動脈硬化によるものが最も多く、血管の炎症が関与する場合もあります。

 

症状

症状はほとんど現れないまま長い間経過しますが、おへそのあたりで拍動性(脈を打っている)の腫瘤を自覚することもあります。このため他の診察中に軍全発見されることも
あります。

 

こぶのような膨らみが大きくなると、他の器官を圧迫して腰痛や腹痛の症状がでてくる
場合もあります。

 

拡張したこぶが破裂すると、激しい腹痛,腰痛とともに血圧が低下してショック状態となり、死に至ることもある怖い病気です。

 

治療

拡張したこぶが5〜6センチ以上に拡大したときは破裂を予防するため、動脈瘤ができて
いる動脈部分を人工血管に置き換える手術をします。

 

腹部大動脈瘤の日常生活の注意点

 

腹部を保護する

外部からの刺激を腹部に伝えないようにするため、おなかに力を入れる動作やおなかを
しめる衣服は避けましょう。

 

温度変化を避ける

暖かい場所から急に寒い場所へ出る、または冷房が効いた場所から冷房の効いてない場所へ出るなどは、血圧を上昇させる原因になりますので、衣服や冷暖房等でなるべく温度差を体に受けないように気をつけましょう。

 

便秘を予防する

便秘を起こすと排便の際いきむことになり、血圧を上層させてしまうので、便秘を予防する生活習慣を心がけましょう。繊維の多い野菜根菜類や海藻類の使った食事が有効です。

 

その他の注意点

運動をするときは、どの程度しても良いのかを必ず医師に相談しましょう。
また、お酒は控えめにする、禁煙、ストレスをためない、過労を避ける、十分な休養を取る
なども大切です。

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