心房中隔欠損症

心房中隔欠損症

心臓の右心房と左心房を隔てている壁を心房中隔と言い、この心房中隔に穴があいて
いる病気を心房中隔欠損症といいます。

 

全ての先天性心疾患の中の約6割を占める最も多い病気で、約1500人に1人の割合で
起こるとされています。

 

心房中隔に欠損があるため、左心房の血液が右心房へ逆流してしまいます。

 

新鮮な血液の一部が全身に回ることができず、肺へ戻ってきてしまうので、右心室と
心房が拡張します。

 

原因

お母さんのお腹の中にいるすべての赤ちゃんは、心房中隔に穴があいています。
通常は産まれて数日で閉じていきます。

 

生まれてから数日で閉じるはずの心房中隔の穴が閉じない先天性のもの、心筋梗塞
などでも起こることがあります。

 

症状

穴が大きくない限り、症状はほとんどなく、心臓の雑音もあまりないため、赤ちゃんの
うちは見つけにく病気です。

 

穴が大きな場合でも、症状がないときもありますが、通常動悸や息切れ、動作時の呼吸
困難、疲労感などがあります。重症になると不整脈や肺高血圧症という肺血管の病気
などを引き起こすこともあります。

 

治療

穴が小さければ特に治療は必要なく、定期的な診察で経過観察を続けます。約20〜30%の人は自然に穴が閉鎖します。

 

穴が大きい場合は胸を切開して穴をふさぐ手術が行われますが、最近では閉鎖栓と
呼ばれるものを足の付け根の静脈から入れる、カテーテル治療も行われるようになりました。

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